SPEC.3・唯一の不安点である騒音値の不安定さを改善すべく
試験しながらデーターを見比べています。
アイドリングで暖気した後
無負荷 6000rpm近辺 の時に騒音計が拾った音を解析したものです。
①
計り始めですから・・・サイレンサー内部はまだ温まっていません。
油音95℃ 5900rpm時 93.7db
②
3回目の計測です。
油音100℃ 5900rpm時 92.0db
③
7回目の計測で、油音は限界値近くまで上昇しています。
油音120℃ 5900rpm時 92.1db
グラフの形が三者三様であるのは
サイレンサー(左テールパイプに装備されたレゾネータパイプ)の減音特性が
排気ガスの温度(音速)に左右されているからと
考えています。
例えば
1回目の計測時・・・サイレンサーの減衰周波数が300hzに有ったとして
2回目では温度が上がり・・・350hzに変化し・・
7回目で400Hzに上昇したと考えれば
(無理やりではありますが)
暖気状態による不安定さが・・・説明出来そう・・・でしょ。
( 排気管内の排気ガス温度上昇による共鳴周波数の変化の方が )
( 大きく影響しているのかもしれません。)
暖気状態にによるバラツキ以外に・もう一点・不安定さの要因がある様に感じています。
以下2つのグラフは・・・ほぼ同じ条件で計測した時の・・・ものなのです。
こちらのグラフが・・・落ち着いているのに対し
下図は・・刺々しく・・・耳で聞く音も・・上図とは違います。
エンジンルームから聞こえてくる音も変わってきますし
回転速度も・・・不安定。
油音100℃オーバー & 軽負荷 & 5500rpm~6000rpmの領域は
VANOSの作動領域じゃないのかな?
と
疑っています。
そして、バルブタイミングが変われば・・・回転速度維持のため
電子制御スロットルが勝手に作動しますので
音が変わってくるのではないかと
・・・・
思うのです。
相変わらず・・・気難しく手強い・・・車です♪