マーレ―製の アルミ・シリンダー 対応ピストンですが、
https://www.saclam.com/todays/todays_saclam/2024/05/s2000.html
今回手に入ったのは北米で在庫されていた圧縮比12.5仕様のキットです。
このままではノーマルECUで走らせると、1万キロを超えカーボンがたまり始める頃より
低速低負荷域で・・ノッキングを起こすため、
アッタッチメントを自作。旋盤にチャッキングしてピストンヘッドを削り込み、
圧縮比:11.7 に落とします。
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1999年にAP1の新車を購入した自分自身の経験値から
純正標準状態から5000㎞程走行し、燃焼室に柔らかいカーボンが積層し始めたころから
時々2000~3000rpmのパーシャル域で軽いノックが聞こえるようになりました。
エキマニやエアーブックを高性能な物に変えますと
この頻度はさらに上がりますし、
距離を重ねるごとに酷くなってゆくのです。
何でここまで開発陣はパーシャル域の点火時期を攻めてしまったんでしょうか?
弊社のS2Kは、
ASMさん(源さん)にリクエストしパーシャル域の点火タイミングを遅らせてもらいましたが
https://www.saclam.com/todays/todays_saclam/2017/05/post-2000.html
生産の終了してしまった素子が必要なため・・・改造ECUがそろそろ打ち止め・・・・。
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もう少し落としたかったけれども・・・・今回は純正圧縮比までで・・・止めておきました。
このピストンとセットに付属して来たマーレ―製のピストンピンですが、
AP1の純正ピンに対し 0.03mm 程太いのです。
そこで、コンロッド小端部内径を拡大する必要がありまして、
マシニングセンターにホーニングツールを咥えて研磨すればよさそうなものですが、
経験値の無い分野を敬遠するF君ですから
結局・・・内燃機屋さんにトスしてホーニングしてもらう事になりました。
S2Kの純正コンロッド小端部は・・・フルフロー構造なのに砲金ブッシュ無し!
(ですから・・S2Kのピストンピンは・・・・噛り付きやすいの・・・。)
ちなみに今回入手したマーレ―製のピストンですが、
ピストンボス部分の給油方法が凝っておりまっした♪
出口側
入り口側
( オイルリングで掻き落したオイルをピンボスに送ってます。)
ブロックは ボーリング+ホーニング 後に モリショットしてもらいます。
S2000エンジンのリビルトについては以下をご参照ください。
https://www.saclam.com/todays/todays_saclam/2017/01/s2kengine.html
独り言
( 竹槍さえ持たない・・ほぼ素手の )一般人が避難している区域を
最新鋭のジェット機を使って空爆するとは
・・・・・
その行為を・・・世界に報道されているのにも関わらず・・・ですよ。
世界中をなめ切っていますね。
「ほら・・・おまえたち・・・止められるものなら・・・止めてみな!」
とっ・・・。