RZ34 #4






12月中旬より始めた RZ34向けサイレンサーキット の開発テストですが、

当初の思惑とは異なり・・・大苦戦しています。


DSC_1691ooiu.JPG
これまでに・・・年を跨いで9回程・・・テストコースを借用し

14種類程の試験仕様をテストしてきましたが


( 最近テストコースに持ち込む機材はこの程度です。)

DSC_1676rtyyi (3).JPG
未だ魅力度30点レベルの所にしか

達しておりません。



先ずは音質を追求すべく

排気管各部の周波数に影響するパラメーター(変動要素)を

450hz近辺に集めまして

・・・

ほんのちょっぴり綺麗な音が聞こえ始めたのですが

加速走行騒音を計測してみましたところ、軽々と限度値を超えてしまいました。

そこで一旦音質追及を止め・・・騒音値の制御作業開始!




下図がその時のパワースペクトルピーク値で

430hz近辺に・・・突き出た山が・・・原因です。




909qqwerrt.png

3速 50㎞/h 固定で計測区間に進入し、20mの計測区間で全開加速。

その時エンジン回転速度は 2000rpm→3000rpmプラスへと上昇します。

騒音値がピークとなるのは 計測区間の中間域以降で

タコメーターの読みは以下の様になります。

DSC_1993.JPG

6気筒エンジンの場合、排気バルブの開く周波数は

2860rpmの時に143hzとなりまして・・・これが基音(1倍音)で

2倍音287hz・・・3倍音430hz が生じます。



これが2860rpmの時に・・・エンジンの発する音の・・・周波数となります。

DSC_1980asgg (1).JPG




下図中の青線の山は・・・排気管の共鳴周波数を示したもので

2本目の試作品は4500rpm近辺での倍音を強調し用途考え

450hzを狙って排気管各部を調整したのです。



そして・・・赤線の3倍音と・・・青線の共鳴域が重なってしまい

とんでもない騒音値を記録してしまったのです。


DSC_1980asgg (2).JPG

上限82dbの所を・・・89db超え!

909qqwerrt.png



このピークを抑え込む方法は4つほどありますが

何れの場合も・・発生部分を特定しておいた方が・・良いのです。

  *排気管の共鳴周波数を低い方向にずらす。
  *排気管の共鳴周波数を高い方向にずらす。
  *排気管の共鳴を発生部分を特定し、共鳴要因を弱める。
  *発生してしまった共鳴を下流域で減衰させる。


  通常は上記の3つを組み合わせて対処しまして、4番目は悪手です。


DSC_1980asgg (3).JPG


あれこれ模索を繰り返し・・・共鳴の主役となっている部位を特定し


その部分の共鳴周波数を50~60hzほど下げ


DSC_1980asgg (4).JPG


計測したところ・・・加速騒音値が10dbも時の下がってくれました。

使ったユニット類は前記図の時と同一で

ユニットの配置をやテールパイプの長さに調整を加えたものです。

928asdre.png






過去の関連記事はこちら

#4-B
https://www.saclam.com/todays/todays_saclam/2023/02/rz34-4--b.html

#3
https://www.saclam.com/todays/todays_saclam/2023/01/rz343.html

#2
https://www.saclam.com/todays/todays_saclam/2022/12/rz34-2.html

#1
https://www.saclam.com/todays/todays_saclam/2022/12/rz34-1.html






















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