某トラック・メーカーのエンジン設計室にお勤めされている
20代の
エンジン設計者さんがご来社されました
。
世の中が・・・・電気自動車へと・・・舵を向け始めて・・・・おりますので
・・・・・・・・
内燃機関に携わる技術者さん達には
迷いと不安が
常に付きまとっているのではないかと思うのです
・・・・・
。
しかし
私の考えでは
・・・
まだまだ内燃機関の出番は続きます
!
電気自動車も・・・結局は化石燃料を燃やしたときに発生する熱で・・・発電された電気を
バッテリーに充電して走る訳でして
システム全体で考えますと化石燃料で走行している訳なのです
。
問題はそのエネルギー効率でありまして
・・・
発電所で使われているガスタービンエンジンのエネルギー効率は
これまで自動車に搭載されていたエンジンに比べ
圧倒的に良かったのです
。
(( 3倍も良いというのは・・・ものすごい事ではあります。))
ガスタービンエンジンは、燃焼ガスをほぼ大気圧状態に落ちるまで、運動エネルギーに変換出来るので
熱力学的に考えて・・・高効率
。
さらに大気圧状態まで圧力低下した排出ガスに残る熱を再利用して次のタービンを回したりしますし
・・・・
そして
一番効率の良い負荷状態で運転できますから・・・ 熱効率50%以上が達成できるのですね
。
じゃあ・・「ガソリンエンジンはダメなのか?」と・・・言いますと
そんなことは無いのです
。
30~40年前とは異なり
いろんな制御が可能になっておりますし
ミラーサイクルエンジン化なども・・・・各社競って実用化しておりますので
・・・・
・・
現在の集団ヒステリーに近い電気自動車化論が落ち着けば
・・・・
内燃機関駆動の発電機と・・・・小型バッテリーを搭載した・・・・ハイブリットカーを
突き詰める方向に
もどるのではないかと思います
。
ちなみに兼坂先生は
・・・・
エンジニアさんがお勤めの会社の大先輩
。
頑張ってね
♪
*********以下エンジニアさんからのE-MAIL***********
先日はサイレンサーキットの取り付けなどありがとうございました.
普段は快適でありながら,踏めば刺激的で理想の排気管です.
もっと踏みたくなってしまうのが難点です.
ものづくりも非常にきれいで所有していることも満足です.
エキマニも気になりますが,熱害が厳しく感じています.
ちょっと考えまして,半年後くらいにまたお伺いさせていただくかもしれませんがその際はよろしくお願いいたします.
また,いろいろお話もありがとうございました.
社内でもなかなか技術的にざっくばらんに話す機会は少なく,非常に楽しかったです.
「究極のエンジンを求めて」の復刊版を購入したのですが,面白すぎましてもう読んでしまいました.
あの時代にあれほどの内容が書かれているのがすごく,今当たり前のこともこういった過去があったことを実感しています.
社内で知っている年代の方はおっかないおじさんだったとのことですが,今は知らない方ばかりです.
思わぬところで貴重な情報だったのですが,ありがとうございました.
********以上エンジニアさんからのE-MAILでした。*********
そうか
兼坂先生は・・・・おっかない・おっさん・・・だったんだ・・・・。