チキチキ・バンバン

 

その昔

私が10代前半の少年だったころ

(1960年代後半の頃です。)

・・・・

チキチキバンバンと言う映画がありまして

・・・・

チキチキ・バンバンと言うのは一体何の事だ

・・・

思ったのです

 

そしてそれが

自動車の発する音の事らしい

・・・

一体・・・・そりゃ・・・なんじゃ

? 

 

 

 

自動車の発する音は・・・「ぶ~ぶ~」であって・・・それ以外の何物でもない

 

アメリカ人の耳は・・・日本人の耳とは・・・大分違うのかな

 

 

それから・・・ず~~~~っと

・・・・

不思議に思っていたのです

。。

 

 tikitikibannbann.jpg

 

 そして

・・・

チキチキ・バンバンと言う表現に関しての

疑問が解けたのは

・・・・

・・・

つい最近の事なのです

 

 

 

ポンコ・ミニ達が・・・まだ不調だった頃

・・・・ 

ポンコツ・エンジンの発する(主にタペットクリアランス)打音や排気漏れの音が

チキチキと聞こえるのです

 

 

そして・・キャブが上手く調整出来ていないと

パンパン と言う バックファイヤー や アフターファイヤー 音が

聞こえてくるのです

 

あ~・・・・こりゃあ・・・まさに・・・チキチキ・バンバン・・・だわ

 と感じたのです

 

チキチキ・バンバンと言う表現は・・・T型フォードなどが全盛だったクラシックカーの時代に

 生まれた表現なのでしょうから

・・・・・・

当時の車達が・・・常に発する音・・・だったんですね

DSC_9183loiut (1).JPG

 

さて

 

 SACLAMサイレンサーを備えた

 ROVER MINI

の排気音に付きまして・・少し解説いたしましょう

 

車自体が1950年代に設計されたもので・・・現代のものではありません。

(スーパーカブが生まれたころの設計ですね)

 

エンジンも旧式な 5ポート式の A型でありますし

・・・・・・・・

車体の静粛性も・・・・・現代の車とは比べ物にはなりません

 

さらに

弊社のMINI達・・・・防音材などは取っ払らわれて・・・おりますので

・・・

走行中の社室内は

エンジン騒音 や その他車体の各部が発する異音に

満たされます

 

したがいまして

・・・

仮に私の運転するポンコ・MINIの助手席に座り

何時もの試聴コースに案内されたとしても

・・・・

前半の20分間は

 ・・・・

チキチキ・ガチャガチャ・ブオブオ・・と

騒がしいだけのポンコ音しか聞こえてこないと思います

 

しかしその後

スピードを乗せることの出来る所まで来ますと

少し様相が変わってきます

 

それまでは・・・ただ騒々しいだけの雑音であったポンコの発する音が

4500rpm以降での・・・・・連続走行を始めますと

( ポンコですから・・・・2速や3速でも・・・・チョイ不安な気持ちになります・・・。)

豹変し

・・・・・

300hz~350hzの領域で・・・・綺麗な倍音鳴きを・・・奏でてくれるのです

 

 この排気管に興味をお持ちの

クラシックミニオーナー様

におかれましては

・・・

・・

今どきの運動性能や信頼性を備えた車ではありませんので

・・・・

ご試聴の際には何があっても

ご覚悟の上

 ・・・・

ご予約をお願いいたします

 

 

 

 

 

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