3気筒+3気筒 構成の
987用排気管を仕様決定する前に
・・・・
3気筒のBEATやS660で・・・・・・排気温度変化の大きな・・・・・・・ミッドシップ用排気管を
勉強しなおした方が良かれ
と思い
・・
しばらくの間987用排気管の開発作業を・・・・積極的に進めてはおりませんでした
。
https://www.saclam.com/todays/todays_saclam/2017/02/post-1963.html
この春
BEAT向けの商品立上げが終わりましたので
この車でマスターした3気筒エンジンの排気音チューニングを
ベースに
987を再始動させております
。
以前に作った最初の試作品を改造しながら
自動変速車の加速騒音値に関し見極め作業を行ってきましたが
・・・・
他のドイツ車と同様
・・・
国内の加速騒音規制値内に収めることは
・・・
やはり至難の業
。
https://www.saclam.com/todays/todays_saclam/2015/10/golf-6-gti-2.html
https://www.saclam.com/todays/todays_saclam/2015/10/gvb-wrx-sti-1.html
そこで
987後期型の中でも
2009年までの加速騒音規制前の車両と
2010年4月以降でも6MT車両にターゲットに絞り
作業を進めています。
水平対向6気筒エンジンですため
左と右それぞれに3気筒分の排気ガス(と排気音)が集められ
・・・・
触媒とサイレンサーを通過した後
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テールピースの直前で・・・・・左右の排気管がつながり
6気筒エンジンの排気流と音に
集合いたします。
BEATの場合には
3気筒分の排気ガス(と音波が)エキマニでまとめられ
・・・・
触媒やサイレンサーを通過しますが
・・・
3気筒の流れ(及び音の伝播)としてテールパイプから排出される訳でして
・・・
いずれの位置においても・・・・基音となる・・・・・・排気バルブの開く周波数
は
4000rpm 100hz (倍音は200hz)
6000rpm 150hz (倍音は300hz)
8000rpm 200hz (倍音は400hz)
でありました。
しかし
987のようなケースでは
赤L1 部分において・・・基音は
4000rpm 100hz (倍音は200hz)
6000rpm 150hz (倍音は300hz)
8000rpm 200hz (倍音は400hz)
でありますが
左右集合部を含む 白L2 部分での基音は
4000rpm 200hz (倍音は400hz)
6000rpm 300hz (倍音は600hz)
8000rpm 400hz (倍音は800hz)
となりまして
・・・・
ほんのチョッピリ・・・・ややこしく
・・・・
考え方を間違えてしまうと・・・・リメイク&テストを重ねても
ストライクゾーンから
大きく外れたままになってしまいます。
先日行っていた T-PIPE 内の気柱共鳴試験は
3股管や4股管内の特性を理解するための試験でありまして
調べて見ましたら
・・・
Tパイプにしただけで
(単管とは異なり)
かなり・・・・・・・ややこしい特性となる事が
判りました
。
お好きな皆さんは
・・・
時間に余裕のある時にでも
・・・
考えて味噌
♪