R56 COOPER-S 前期型向けエンジンの
リビルト依頼がありまして
(( 自分の使っている車と・・・・・ほぼ同じ構造のエンジンですから・・・興味津々♪ ))
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早速分解作業開始となりました
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12万キロ以上を走破した・・・・直噴1.6L TURBO エンジンの中身です。
ミニ専門店さん達から
前期型のR56エンジンは・・・・いろいろありましてね・・・・と聞いてはいましたが
https://www.saclam.com/todays/todays_saclam/2016/03/go-to-3.html
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やはり
カーボンの蓄積量が・・・・ハンパではありません。
(( 昔CVCCエンジンを分解した時に・・・副燃焼室の吸気弁周りに見た・・・カーボン蓄積を思い出してしまいました。 ))
吸気ポート内部です。
元々は吸入空気をタンブルさせる為の・・・・ポート形状の筈ですが
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これでは台無し!
さらにこれでは・・・・空気も入って・・・・・いかないよ!!
吸気バルブに・・・・・・蟻塚の様に蓄積した・・・・・・柔らか目のカーボン
吸気ポートにインジェクターがあれば・・・・ガソリン噴射時の洗浄効果で・・・・・洗い流される訳ですが
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シリンダー内に直噴されるエンジンですため
インマニに再循環されるブローバイ・ミストや・・・・ステムシールから伝わり漏れるエンジンオイルが
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高温に曝される吸気バルブの辺りで焼き固まってしまうのでありましょう
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(( これなどまだましな部類のようです。))
こちらは・・・・排気ポートです。
走行12万キロ以上ですから・・・こんな物でしょう・・・。
排気バルブです。
ピストンの吸気バルブ側・・・側面に
燃焼ガス漏れによると思われる
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オイル焼けが見られました。
分解したエンジンのピストンとシリンダーのクリアランスは
おおよそ0.10㎜
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普通のエンジンですと・・・・0.02~0.03mmですから
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随分と大きくなってしまったようです。
シリンダー壁の全面にホーニングハッチが残っているので
摩耗によるクリアランス広大ではなく
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シリンダー自体(あるいはピストン)がが歪んでしまったのではないかと
考えています。
直噴インジェクターの先端部です。
(( 高価なのですよ・・・・この部品 ))
軽く洗浄してみたら
噴射口ま姿を現しました
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私が常用しているR55は・・・・後期型ですから・・・・いくらかマシとは思いますが
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吸気ポートのカーボン落とし と インジェクターの高周波洗浄は
実施すべきなのかもしれません
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