昨日は暑かったですね~・・・・・大汗!
今朝は一転して・・霧雨混じりで・・・・高原の爽やかさ♪
一日中続いてくれれば
良いのですがね。
周波数チューニング
排気管分断長による・・・周波数チューニングについて
・・・
ベーシックな部分を
説明
させていただきます
♪
この
何時まで経っても未完成な・・・スピーカーテスト機材
なのですが
・・・
それでも・・・全く使えない訳では・・・・ありません
。
排気管の音響チューニング作業
は
教科書の練習問題を解く場合と異なり・・・・・正解集が用意されておりません
。
したがいまして
考えついた理論の検証などは自身で行わなくてはなりませんので
((一歩間違えているとその先はすべて間違えになる訳であります。))
・・・
これらの実験機材
が
無くてはならない物となるのです
。
。
今回はシンプルなパイプ内での共鳴と
そのパイプを分断した時の
特性について
確認作業してみました
。
小型の密閉式スピーカーボックスに200W級の非効率な小型スピーカーを入れ
(( 非効率なユニットの方がこの実験に向いてます。))
オシレーターで発生させたSIN波をパワーアンプで増幅させ
このスピーカーの限界近くで鳴らします
。
そして
スピーカーの発生した音を・・・リデューサーを使って
Φ50のステンレスパイプに導き
出口側後方斜め30㎝部分に・・・周波数特性に優れたスタジオピンマイクを置き
・・・
周波数分析いたします
。
パイプ長900㎜で
SIN波を20~2000hz間でスイープさせた時に収録したピークレベルが
下記のグラフです。
1次:200hz
2次:380hz
3次:570hz
4次:760hz
に
ピークが出ています。
1次の実測値200hzが・・・本来の190hzからずれて・・・・・いるのは
実験装置リヂューサー部分が悪さしているようです。
パイプ長を延長し1800㎜とした時
ピーク数が倍になり
・・・
1次周波数も低くなりました
。
さてさて
ここからが本題です!
上記の1800mm長さのストレートパイプですが
中間で分断して
下図のように
小型のサイレンサーを装備するとどうなるか
??
想像出来ますか??
上記の場合 L=900㎜で さらに2本連結させますので
(( 私が勝手にそう呼んでいるのですが ))
2L
構成の排気管と言えます
。
(( 3Lと言うのも・・・どんな構成だか・・・もう想像できますよね♪ ))
こちらが答えです。
900㎜長さのパイプ単体と
ピークが一致します
。
200hz付近でのピークが崩れてしまっているのは
リィデューサーの悪癖が
邪魔しているから
と
おもいます。
L長さは
エンジン特性や聴かせたいエンジン速度域
排気ガス温度
などで
変わってきますので
ご注意を
♪
900mm + 900㎜ の組合せを
後側だけ
ほんの少し長くした時の特性がこちらです。
ピープが崩れ始めて来ましたね
。
ほんの少しの長さ変更でも
排気管全体の周波数特性は大きく変化します。
(( 特に・・・パイプ共鳴長を積極活用した・・・鳴き系排気管の場合は・・・・・ね!))
先ず
排気管の分断長を欲しい周波数に合わせて設定し
・・・・
次に
前後の有効パイプ長さを・・・・・・少しずつオフセットさせ
・・・
鳴きと騒音値をバランスさせるのです。
騒音値がオーバーするからと言って安直にユニットの追加などしてしまいますと
・・・
良い音も消えてしまいまので
・・・
ご注意ください
。
理科実験好きで・・・お暇なOSSAN方は・・・・寄り道してってくださいね
♪