半年ほど前に排気管を製作させていただいた
SPIDERさんが
再入庫されました。
実は
・・・
「あははっ・・・・・捥げちゃったのですよ・・・・O2センサーのボスが!」
と言うお電話がありまして
・・・・
・・
「あなた!・・・・あははっ・・じゃ・・・ないですよ。」
と・・・再入庫。
入庫前・・・・303材でも混じってしまったのかと・・・疑いましたが、
現物チェックしてみたところ・・・・どうやらそうでは無さそう
。
肉厚のボスと薄肉のパイプ部分が・・・溶接時の歪で引張り合いし
そこに・・・高周波振動による・・・繰り返し応力が・・・作用して
・・・・・・
疲労破壊してしまったのではないかと思われます。
(( こんな壊れ方・・・初めてだわ!))
先ずは・・・一体だった排気管系に球面ジョイントを入れ・・・2分割し
振動数を上げ
。
(( 揺動によるストレスも抜けます。))
こんな具合です。
((プラハンマーで叩いてみたところ・・・残響時間はずいぶんと短くなりました。))
更に
セカンダリーパイプに・・・アウターパイプを被せ・・・アウターパイプ管を
細いパイプで結合
・・・
2本のパイプを物理的に結合し・・・・剛性アップをおこないました。
(=共振振動数アップ)
((この処置でさらに残響時間を短く出来ました。))
O2センサーボスも・・薄手の物に交換。
さて
これで・・・・どうだ?
走る実験室に・・なっちゃいましたが・・・しばらくの間お付き合いください。