ご予約いただいてから
既に1年と数か月
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長期間お待たせしてしまましたが
2回目の年を跨ぐことなく
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オーナー様の元に完成したエンジンをお届けすることが出来ました♪
((この写真見ても・・・普通のS2Kですよね。))
ヘッド周りはと言いますと
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インテークポート、エキゾーストポート
ともに
何時もの
形状適正化と・・・・研磨作業を実施済♪
((単体流量計測機上で5%程の流量向上を見込んでいます。))
もちろん
燃焼室容積も各気筒均一化するよう調整してありますが・・・無理な圧縮比アップは行っておりません。
(STD状態でも軽くノックすることがあるエンジンですからね。)
ノックが始まると点火を遅角方向に制御され
その結果
出力低下を招いてしまいます。
圧縮比だよりでカリカリ言わせるようなエンジンチューニングより
充填効率向上を目指すチューニングを
お勧めいたします。
こちらは一見普通のS2K用純正インテークマニフォールドですが
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中身を覗いてみますと・・・・こんな具合に研磨加工されています。
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((この作業が簡単ではないこと・・・・プロの皆さんならお判りいただけるかと・・・・思います。))
吸排気通路の適正化による高速域での充填効率向上
以外に
このエンジンにはもう一つの有効打として・・・・フリクションロスの低減策を・投入してみました。
一番のロスとなるのが・・・ピストンとシリンダーの摩擦損失でrますので
これを少しでも救済するため以下の加工を施してみました。
シリンダーブロックを・・・ダミーヘッドで締め付けてから
ボア寸法値を見ながら・・・・・・・・ホーニング加工・・いたします。
ホーニング完了後に・・・・・不二WPC社へ送って
MOS2ショット加工を施します。
((9000rpmも回る高回転エンジンですから・・・・・フリクションの低減効果は有効打になるはずです♪))
シリンダー部以外にも
ピストンピン(にはDLC加工)、カム回りなどにもフリクション低減処理を施してみました。
最後の仕上げは・・・・あの怪しき添加剤!
https://www.saclam.com/todays/todays_saclam/2014/09/a-a-a-a-25.html
効くんだな
これが
!!
((ちなみに・・・投入したエンジンオイルは・・・モービルワン0W-30・・・です。))
2000㎞の慣らし運転が終わったら
試乗させてくださいね♪