細々とですが
S2000用トランスミッションの
リビルト業務を・・・・・行っています!
(エンジンリビルトの時と同様)
(トランスミッション単体でのリビルト作業でありまして)
(車ごとのお預かりする・・・・整備作業ではありません。)
これまでに7~8台リビルトしてみましたが
・・・・・
トランスミッション内部の耐久力に
基本的な欠陥は無く
シフト・フォークやゲート部分の摩耗変形や
シンクロやドグ部分の摩耗
ベアリング類の消耗
などは見受けられましたが
・
ギヤ類の歯面に著しい摩耗などは
有りませんでした
。
問題は
新車の頃は・・・極上の手触り・・・・だったのに
・・・・
3~4万キロ走行位から・・・徐々に悪化する・・・・シフト・フィーリング
は
シンクロ咬合い部分や・・・・シフトフォーク廻りの・・・・摩耗やバリが
原因であったり
・・・
走行中・・・TM周りから発せられる
「ジ・ジー」音
が
クラッチプレート・円周方向に組込まれた・・・・4つあるクッションプリングのガタに
起因していたり
・・・
クラッチ操作時の「ギ~ギ~」感は
レリーズスラスト作動部分のグリス切れに
よるものだったりしている事を
・・・
・・
13年前に自分で購入したS2Kや
ワカゾウ君のS2K・・・・もの好きな好意的な常連さん達のS2K等を・・・・実験台にして
体験中なのであります♪
上記の経験値を基に
現時点で
私共が行う・・・・S2K・T/M リビルト・・・・標準作業メニューは
以下の様なものです
。
ベアリングやシール類は全て新品に交換。
シンクロ部分も新品に交換
その他
傷んでいると判定したギヤ類やシフトフォーク等
あれば交換
し
他の部品は・・・・基本的に・・・・再使用いたします。
部品が揃ったら
新品、再使用品に関わらず
シンクロ咬み合い部分やシフト関連部分のバリ取りなどを丁寧に行い
その後
シフトフォークやドッグ部分等
スラスト方向にスライドする部分にWPC処理等をを施します。
ドグ咬み合い部分は
(シフト操作時に・・・ガリッ・ガチャっとぶつかりながら組み合う部分です。)
金属パーツ同士が・ぶつかり合い・こすれ合う・部分ですから
シフトを重ねるほどに・・・・必ず・・・・・消耗摩耗いたします。
リビルト品組立前に
耐久性とシフトフィーリング向上をねらい
新品部品であってもにゴム砥石などでエッジ取り加工を実施していますが
・・・・・・・
さらにこの作業に加えての
WPC表面処理も
施工するようにいたしました。
また
クラッチレリーズ・スラスト作動部分も4~6万キロでグリスが切れ始め
ギシギシと不快な音を立てはじめますので
・・・・・・
グリス切れ状態での摩擦を少しでも改善できる様
(お呪い的な作業化も差入れませんが)
DLC処理を併用しています。