自社のELISEは
加速騒音テスト続行中のため
吸気系は標準状態を維持しておかなければならないし
・・・
しかし
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そろそろ
・・・
エアーボックスのテストもしなきゃいけない時期。
そこで
何回かご来社された事のある
ご近所在住の1ZR・ELISEオーナーさんに
お願いし
・・・・・・
エアーボックスキットの
装着確認 と モニター&長期テストを
実施していただく事に
なりました。
先ずは
純正エアーボックスの取外しから
下の写真は
Mk.3 ELISE(1ZR)向けのエアーボックスです。
右側のノズルは
初期型Mk.2 ELISE(2ZZ)用エアーボックスに装備されていた物ですが
https://www.saclam.com/short_topics/elise111r_airbox/elise111r_airbox.html
比べてみると
細かったノズルが
これまた一段と細くなってしまってる
し
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先端にファンネルも付いてないのでありまして
・・・・
さらに
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何とエアーフローメーター部分より細いのであります
汗!!
((スロットルバルブ周りの断面積より・・・小さいのかももしれません。)
LOTUS社が車体専門であるとは言っても
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これじゃ・・・ダメでは・・・ないでしょうか?
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高速道路での1ZR・ELISEが・・・・悲しいぐらい非力なのは
このエアーボックスが
原因の一つでありましょう。
ベースのエアーボックスは
ヨーロッパで売られているTOYOTA車の物の様で、
こんな所に・・・・可動シャッターが・・・・付いています
。
アクセルを開いた時や回転を上げた時にこのシャッターが開いて
吸気量を増やすために装備なのですが
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エンジンルームの熱気を吸込むわけですから
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あまり感心は・・・・できないので・・・・あります。
エアーフィルターには
分厚く抵抗の多い物が使われていまして
(昔圧力損失を計ったら・・・数馬力分ロスしてました。)
さらにもう一枚・・・・・重ねられているじゃないか!
エアフローメーターの筒径は
2ZZ用と同サイズで・・・・充分な断面積が・・・・・確保されているますが
チョイと残念だったのは
吸い込み口側(写真の奥側)に・・・・ファンネルが装備されてない事!
たぶんコストカットされた実用車向けのエアーボックスではないかと
思われます。
経験値からの推定になりますが
18Kエンジン搭載の Mk1-ELISEの時と同様(あるいはそれ以上)に
質の良いインテーク・エアーボックスに交換する事で
5馬力位の実馬力向上と
その数値以上に中間域のピックアップ向上が
期待できると推測しています。
ELISEのライトチューニングを始めるなら
一番のボトルネックとなっているエアーボックス周りから
適正化するのがセオリーでありますね。