仕様変更
リフトの上には
以前ご入庫された事のある白いNA8
取外したSACLAMマフラーをいきなり切断
!
マフラー内部に・・・・ネズミが巣を・・・・作ってしまったので
取り出し作業中
・・
なのでは・・・ありません。
(エアーボックスにネズミが巣を作ることは・・ありますけどね・・汗! 実話。)
壊れかけていたメタル触媒を
マルハさんの小形触媒に交換し
触媒変更合わせて・・・・サイレンサー側・・・・仕様変更を
処方したのであります。
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NAロードスターの場合
個体ごとに・・・様々な改造が・・・施されていまして
過去に・装着&音響調整・実施済みの組合せであれば
データーも残っておりますので・・・生産時・・・個別に調整を施しながら
作り込みますが
・・・
触媒やエキマニの種類が違っていたり・・・エンジン本体に手の入っている場合などは
その車に合わせて・・・個々に調整&確認する必要が・・・・あるので。
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ちなみに
今まで使われていた触媒コアは
西ドイツエミテック社製の大容量300セル仕様
ポルシェ、フェラーリ、NSX、その他
世界の名だたるスポーツカーに使われている最高級品であります!
これをマルハさんの・・・・・100セル小容量に・・・・交換しますので
サイレンサーの仕様変更が
必要だったのです。
余談ですが
最高級メタル触媒とは言え
自動車部品の中でも・・・・最も高温な環境下で・・・・・使われ続ける部分ですため
・・・・
永久寿命ではありません。
過激なエンジンチューニングや・・・・常時高負荷の元で使われますと
・・・・・・・・
他の部品類よりも早期に・・・寿命を全うしてしまう事も・・・・・あるのです。
このエミテック・コアも・・・ハニカムが千切れかかっておりまして
既に寿命
。
しかし・・・なかなか飛ぶ出して・・・・・こないのが
エミテック・コアの美点でありますね。
ご報告
「ヘッド開きましたよ!」との連絡を受け
・・・・
OHを依頼した認証工場さんへ行ってきました。
メタルガスケットのコーティング(黒い部分)が
剥げてしまった所が
ガスケットの吹きぬけ部分です。
・・・・
1~2番シリンダー周辺が・・・・著しいぞ!
高温高圧になった燃焼ガスが
メタル・ガスケット部からリークし・・・・ウォータージャケットへと漏れ
冷却水が・・・・・噴き出してしまった・・・・・ようです。
*ピストントップ&燃焼室に・・・デトネーションの痕跡無し!
*シリンダー壁面に・・・立て傷はなく・・・当たりも・・・特に強くは無い!
ピストンリングとピストンのランド周辺も
おそらく大丈夫と思われる。
*ヘッド面の歪みも・・・・最小♪
でしたので
ガスケット面をオイルストーンで清掃し・・・ガスケット交換のみで組立てる事にしましたが
・・・・・
取外したラジエターに・・・・怪しい痕跡を発見!
・・・・
交換しときますね。
秘蔵のEF8・CRX
を
点検しに
こんなお方が・・・来社されました♪
(あのCRXには・・・・・なんとこちらのエンジンが・・・・・積まれていたのです。)
お久しぶりであります!