在庫情報更新しました。
https://www.saclam.com/todays/zaiko/
コペン用エスケレート
以前SACLAMのデモ車だった
白いコペンが
・・・
久々に里帰り
・・・・
。
実は・・・・エスケレートさんが・・・・この子の嫁入り先で・・・・ありまして
・・・・・
バケットシートの開発テスト車両として使われておるのです。
・・・・・
そんでもって
身長高い人の・・・・・・・人体サンプルとして
いつものように
あたしも協力中なのであります。
あたし向けにセットしたローポジションに170cm弱の人が着座すると
(エスケレートのデザイナーさん兼社長さんです。)
・・・・・・・
十二分以上のヘッドクリアランスが生まれます。
高身長&低収入のあたしが着座しても
ヘッドクリアランスが確保できますので
大柄なCOPEN乗りの皆さんには
お勧めの一品です。
(発売開始は10月以降になりそうです。)
未だ製品化直前の最終試作段階ですが、
レーシングカー製作にも携わっていたデザイナーさんの設計でありますから
シートレール部分やBKT類の造形は
流石に素晴らしい物でありました。
いきなりバケットシートの話になってしまうけれど
その昔
フル・バケットシートの開発テストに携わったた事がある。
単純にバケットシートを商品ラインに加えたかったのだが
どんなものを作ったら良いんだろうか?
というのが
はじまりであった
。
デザインとか・・座り心地やら・・・・ホールド性は・・・・当然ながら重要項目!
しかし
安全性に関し・・・・・・・あまり語られる事のない・・・・・時代だった。
(たかが15年前です。)
それより10年ほど前
北米のクラブレース用に・・・・FFハッチバックレーサーを組んだ時
SCCA(スポーツカー・クラブ・オブ・アメリカ)ルールでは
(アメリカ人はFIAルール等使いません!)
シート背面が・・・ロールケージ部分と
強固なステーで結合されてる事が要求されていた。
スピン中に後方追突したり・・・されたり
宙返りクラッシュなどで・・・後方着地してしまった時
バケットシート背面が壊れ・・・あるいは・・・シートレールごとすっ飛んで
背骨にダメージを追う様な事故を防ぐため
安全ルールなのだ。
コンクリート壁ぎりぎりを300km/hで突っ走るストックカーレースの国だから
ロールケージの組み方も・・・・ドライバーの保護最優先。
大きなクラッシュ事故等があると
ロールケージ屋さん達が
すっ飛んできて
「今後の安全確保技術向上のため・・・・・見学させてください!」
・・って・・
ピットまで見に来るのだよ!!
チョイ前にクラッシュし・・・あまり雰囲気の良くないチームでも
いやな顔しないでさ
「ど~~ぞ!!」
という具合の・・・・世界なのだ。
横道にずれちゃったんで戻すけど
前方衝突には・・・・・シートベルトが有効です。
でも・・・後方衝突には・・・シートベルト効きません。
そして・・・・・バケットシートが・・シートベルトの変わりに・・・・体を保持します。
ヘルメットの場合には、
JIS規格とか・・・・スネルとか・・・・・安全基準があったけど、
レーシングバケットには・・・何の基準もない時代。
そんでも・・・・安全に関わる物を作る以上
何か基準値が必要!
と考え・・・・JARI にお邪魔して・・・・どの位の衝撃で・・・・人が壊れてしまうのか
教えを乞うて来た
。
どうやら頭蓋骨の中身(人の脳みそ)は
40G位の加速度が一定時間加わると・・・壊れっちゃうらしい。
じゃ・・・・▽★Gまでは・・・・バケットシートは壊れてほしくない!
と計算し
シートバックの静的耐荷重を設定した。
いろんな市販商品を買い集め・・・・・・・どの位でぶっ壊れっちゃうのか?
簡単なな破壊試験機を作ってテストした結果
こちらの想定値より・・・はるかに軽い荷重で・・・・壊れてしまう物が
シートバックに2トン位の荷重をかけなきゃいかんのだが
当時の市販品のほとんどは0.3~0.4トンで・・・・すっ飛んでしまうのだ!
しかし
唯一・・・2トンに耐えきったシートがあった
ドイツのレカロだ!
流石だった!
予想数値と・・・・・超一流製品の・・実際の破壊強度が一致したんで、
じゃっ・・・・これに負けないやつ・・・・作ったろ・・・・・
と
何脚・・壊したんだろうか?
(FIAがバケットシートの技術基準を作る数年前の出来事だった。)
あたしが破壊試験機製作&破壊テストとシートレール関連を担当し
エスケレートさんが・・・・デザインと積層構成を受け持った。
製品化は・・それぞれまたく別の会社が受け持ったのだが
源流は一緒であったのだ
工作室
ご予約いただきました皆様・・・・大変お待たせいたしました!
R53用サイレンサー 5キットが 組み上がりました!!
(在庫分も確保いたしました。)
ASM HRエンジン用エキマニを装着させていただきました。
オーナーさんと相談し
あえて断熱バンテージを使わず
周辺の部品類に丁重な遮熱処理を施工いたしました。
一回りさせていただきましたが
久々に聴く
ASMエキマニ + SACLAMサイレンサー
の組合せが奏でる音は
絶品でありました。