Z33排気管開発ストーリー その5

 

 

 

                             さてさて、

                      「Z33排気管開発ストーリー その3」

                           を読み込んだ方は、

               SACLAMが1/3長さ・プライマリーパイプを採用した理由を・・・

                     大よそお分かりいただけたと思います。

 

 

                

                            でも・なんで??

                              「その4」は

                          あんな内容・・だったのか?

                    ・・・・・・疑問に思う人もいらっしゃるでしょう!!!

                  その点については・・・・・・後々つながってきますので・・・・・・・・・・

               予備知識として・・・・頭の片隅にでもしまっておいてください・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

                  で・・・・・・・本日は・・・・・・サイレンサーの方はパスして

                            Yパイプのお話!!

 

 

 

          大昔っから・・・・・SACLAMホームページのTOPICSをちゃんと読み込んでる方々なら・・・・・・・・・

                                何も・・・

                     今更解説する必要は無いのでしょうが・・・・・・・、

                  そうじゃない方もいらっしゃるんで・・・・・・再度・・ご説明!!!!

 

           

                    スポーツカーに載ってる・・・・6気筒エンジンのエキマニ・・・・・、

                   通常・・・・・・6-2-1配列になっていて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、

                           (そうじゃ無い車もございます!!)

                          パーツリスト上の部品名で検索すると

                        3-1部分のみにエキマニと名付けられています。

 

  

8261811.jpg        

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

               

                                    しかしながら 

                               NAエンジンの性能向上を狙って

                              エキマニの果たす効果を考える時は

                          6-2-1構成部分全体を考えた方がよろしいのです。

 

 

        

                       またまたBMWの排気管を例に出てしまい・・・・・恐縮ですが・・・・、

                            これは・・・・・・・直列6気筒用の排気管・・・・・。

                              前3シリンダーと後3シリンダー分が

                                   それぞれ3-1集合し

                          おおよそ・・・・・・1.5mほど後ろで・・・・・集合させています。

 

DSC06671.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

  

           「フルデュアルの方が・・・・・・排気抵抗が少なくって・・・・高性能なんじゃないのかい???」

                              プロアマ問わず

                      誰もが直感してしまう・・・シンプルな疑問・・・・。

                       しかし・・・・それが・・・・・大間違いの・・・・元!

                            フルデュアル排気管は、

                     NAエンジンをチューニングするときに活用すべき・・・・・

                  排気管内部で発生する物理現象を使い切れてない・・・・・・証拠。

                              だと・・・・おもいます。

                           ・・・・・・・・・私はね・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

                       早とちりの・・・U~さんが・・・言ってる事ですから・・・

                            当たってない事もありますからね!!

                                ご注意ください!!!!   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                            ホットハッチ1.6リッター4気筒や、

              2リッターFRスポーツ向けのチューニングパーツ作りが・・お仕事だった・・・・頃、

                        トップエンドパワー追求が・・・絶対要件・・・・!

 

 

 

                        自分が乗ってたのも・・・・・・S2K改造車・・・・。

                       6000~9000rpmてのは・・・・とっても官能的ですし、

                   下手な3リッターなど・・・・・簡単にしのいでしまう・・・・高性能・・・・。

                       こんなおもろいエンジンは・・・・他に・・無い!!!!

                            ・・・・・っと思ってました・・・・・・・・。

 

P1040676.JPG  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                         その後・・・SACLAM・・・・始めてから・・・

                       パーツ開発のため・・M3や・・・・GTAに接してみて

                     「いやっ・・・違うぞ。」・・・・・「それだけじゃ・・・・無いんだっ!」て

                              気が付いて・・しまったんです。

                      https://www.saclam.com/alfa_kumi/alfakumi_index.html

              https://www.saclam.com/short_topics/156gta_powercheck/156gta_powercheck.html 

                     https://www.saclam.com/short_topics/156airbox/156airbox.html

 

147airbox_l01.jpg 

 

 

 

 

 

 

                     6000~9000rpmまでがとっても官能的なS2Kのエンジン。

              一方・・・・6000rpm以下では・・・・トルク・スッカ・スカ・・・・・加速しないエンジン・・・・・。

 

P1040767.JPG 

 

 

 

 

 

 

 

                       これに対して・・・・V6 3.2L・・・・ALFA・156GTA・・・・や、

                               V6 3.0 スパイダー。

                   https://www.saclam.com/short_topics/alfa_spider2/alfa_spider2.html

 

 

                           高回転での官能性は・・・・無かった・・・が、

                      (7000rpm手前で・・・レブリミッターに当たっちゃいます・・・涙。)

 

                    しかし・・・・・常用域である・・・・・・・3000rpm辺りの強力な加速力・・・・。

                      「普通に乗ってたら・・・・絶対・・・こっちのほが・・・速い!!!!」

                             ・・・・・・・と思ってしまった・・・・・の。

 

GTV.jpg 

 

 

 

 

 

 

 

                          

 

 

 

 

 

                         36M3や46M3は・・・・・・は別格として、

 

 

 

                   中速域ピックアップトルクの重要性を・・・一番思い知ったのが、

                   Z4 3.0L用の排気管を・・・・・作った時・・・・・・・・・・・・・・・・だった。

 

                       この車に積まれた・・・3.0リッター直列6気筒エンジン。

                            試作前に一回りしたんだけど・・・・・・、

                                 何の感動も

                             ・・・・・・・・無かった・・・・・・・・。

 

 

                   確か・・・6500rpmまでしか回らないエンジンだったし・・・・・・・・、

                        中速域のピックアップも・・・・・大したことない・・・。

 

 

                           GTAに近いエンジンスペックなのに、

                               あまりに・・・・違うのだ!!

                         051032_s01.jpg      

                     

 

                    でもって・・・・・・最終的に決った・・・・・排気管仕様が・・・これ。

3759326.jpg

 

                         エキマニが別機種の物ですが、

                             こんな具合です。

 

3427495.jpg

 

                セカンダリーパイプの長さに・・・・・・・注目してほしい・・・・・・・・・・・・・。

          実は・・・この長さに落ち着く前に・・・・・・・もっと前方で集合させた物も作ってみたんです。

            そう・・・・・5000rpm位で・・・・上手い具合に吸出し反射波が利用できる長さ・・・・に。

                 しかしながら・・・・・5000~6500rpmの・・せま~~~い・・領域・・・。

                       ほ~~~んの一瞬で・・・・・・・・・・終わっちゃうし・・・・、

                              高回転を追う限り

                     6500リミットのこのエンジンじゃ、S2Kにかなわんのだ!

 

               で・・・・・趣向を変えて・・・・3000rpm合わせのセカンダリパイプを作ってみたら・・・・・、

                        エンジンの性格が・・・・全く変わって・・・・しまった!

                                   良いのです!  

 

                            まるで、ALFA・GTA・・・・・の様!!

051117_l03.jpg       

  

この・・・・・M・・じゃない・・・・Z4 3.0L に使われてる排気管・・・・・

エキマニは・・・・・・・ブランチタイプの直下型触媒付き・・・・・・・・・・・。

 

230.png 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       

                                  それでもって・・・・・・・中間パイプが・・・・・フルヂュアル!!

                                         クロスポイントが・・・・・・無いのです!!!

 

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          その6 に・・・・続く!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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