本日は土曜日・・・。
朝から・・花粉症がひどくって・・・・
薬を服用したけれど・・・・・直ぐには効かない
症状が緩和されるまで・・・BLOGでも・・すっかな♪
という事で・・・・・・
むかし・むかしのお話です。
先日の中部LOTUSデイ・・・・。
と・あるオーナー運転手さんから(タイムトライアルに出走してた方です・・・。)
「あの~~~。」
「エキシ-2にのってまして~~~。」
「SACLAMの・・・サイレンサーと・・・・
エアーボックス・・・付けてるんですが・・・、」
お~~~!! そりゃ・・・ありがとう!!!!・・・・と・・あたし。
「直線で・・・・ELISE-Sに・・・置いてかれちゃうんです・・・・・。」
えっ!!!!
そんな訳ないでしょ????????????・・・・・。
どうやら・・・・・最終コーナー立ちあがり直後は、
前を走っていた白いELISE-Sとの差がちょいと詰まるのだけれど・・・・・
速度が乗ってくると・・・・・離れてっちゃうらしくて・・・・・・・・・・・・・・
「無改造の1ZZに置いてかれっちゃう2ZZ・・・・
壊れてんのかしら????」
・・・・・とのご相談・・・・・・・・・・・・。
中速トルクに勝る1ZZ(ELISE-S)が・・・・
立ち上がりで2ZZ(エキシ2)をおいてっちゃうならまだしも・・・
その・・逆だもんね!!!!!!!
で・・・・・・・次のセッションで・・・・・・その車と他車を比べてみたけれど・・・・・
なんだい!!
直線でもSCエンジン付きの211にひけをとらんじゃないかい!!
でね・・・・・・・・思い出しました♪・・・・・・・・・昔の出来事!!
あたくし・・・・プロ・レースに関わったのは3年程度しか有りませんが・・・・・
エンジンサプライヤーとして・・・・
何組かのオーナードライバー・チームをサポートしてました。
その世界では
レースに勝つと・・・(オーナー兼)ドライバーが英雄で・・・・、
レースに負けると・・・・・エンジンが悪者・・・・・・・。
オーナーがエンジン弱いと言えば...チーム全員がその考えになっちゃうし
・・・・と言うのがパターン・・・。
それも・・・・・たった一人で・・・・海外だったから・・・・、
言葉の不自由な一年目は・・・・結構大変で・・・・ありました。
しばらくして...・運ちゃんは・・・何やってるんだろうか??と思い・・、
(ロガーなんかまだ無い時代だったから・・・・・、)
なけなしの貯金をはたいて・・・・その頃まだ珍しかった8mmビデオを購入し、
(*50万円!! 持って行った貯金が吹っ飛んじゃったよ!)
ロールケージにスポンジで柔らか~くマウントし、
運転手の目線で状況をチェックしてみた・・・・・・・・・・のです。
今でこそ・・・インカーカメラは当たり前のことだけど・・・・・・・
当時・・・・・このクラスでは・・・あんまりいなかった。
ヘアピンの立ち上がりから・・・・・5速全開のストレートエンドへ・・・
立ち上がり時はすぐ近くにいる前の車両だが・・・・・・・
だんだん距離が離れて行き・・・・・・前方の車が小さくなってゆく・・・。
ごく常識的な光景なのだが・・・・・・・・・・・、
ドライバー曰く・・・
「先行する車のエンジンの方が・・・速い!!」
「ミスター"U"・・・何とかしろよ~~~!!」
こりゃ・・・こまったね!
同じ性能のエンジンでも・・・・・・・この様になるのは・・・・・・当たり前なんだけど・・・・・
誰もが「自分が一番!」・・・・と確信しているドライバーさんたち相手に・・・・
へたくそ英語では・・・・・・納得いただくのは・・・・・・無理・・・・。
「チミの運転技術が・・・未熟なんでしょ・・。」なんて言ったら・・・生きて帰れません・・・。
(国内のトップカテゴリーなどでも・・・・トレーラーの中に連れ込まれて...ぼこぼこにされちゃうらしい。)
んっ???あんたも・・・・・・解んないの???????
じゃ・・・ちょっと・・・・・解説・・・・・・。
ヘアピン立ち上がり時・・・・まあ2速で50km/hとしましょう。
そのまま・・・ストレートエンドまで・・・・3速~4速~5速・・・・・・
車速を上げて行って・・・・・ブレーキ直前で200km/hとします。
前車との差が1秒であれば、
ヘアピン立ち上がりでは・・・・13.9mの差です・・・よね?
でも200km/hのストレートエンドでは55m以上も開いちゃうんですよね・・・。
もし・・・・・前車との差が・・・・ストレートエンドでも13.9mだったら・・・・・・、
ストレート一本で・・・・・0.75秒も詰めちゃった事になります・・・・・・。
同じクラスだったら・・・・・ありえません・・・・よね。
で・・・・・運ちゃんたちに・・・・
ライバル他車達との・・・動力性能比較コメントをもらっても・・・だめ!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っと・・・確信しちゃいました。
その後どうしたかって???????
カテゴリーがスプリントレースだったんで・・・、
ギヤリングとか・・・エンジンのセットアップが確認出来たら・・・・・
自前の計測器材かついで・・・・・コー中をかけまわってました。
走りだしちゃえば・・・・ピットにいる必要ないんでね・・・・。
スピードガンでストレートエンドのスピードを計測してみたり・・・・、
直線の始まる地点から・・・・・、
ブレーキングポイントの直前までのスプリトタイムを計測したり、
そんなデータを常に開示していたら・・・・・、
運ちゃんたち・・・・変なこと言わなくなりました。
その後・・・・・・ついでに・・・難しそうなコーナー部分のスプリットを取ってみたり、
三味線弾くライバルもいるんで・・・・ビデオカメラ2台を酷使して・・・・、
全車全ラップのスプリットを取ってみたり・・・・遊んでおりました。
当時のIMSAだと・・・動力性能別にウエイト・ハンディがあって、
半シーズン毎に調整が入ってました・・・・・・・から、
運営側にもデーター開示したり・・・・・してね。
ずいぶん横道にずれちゃったけど・・・・・・・・・、
直線で同性能の前車に離されちゃうのは・・・・・ごく普通のことで、
ピッタリ同じ距離で・・・・ついてゆける場合は・・・・・・・、
・・とんでもなく高性能なんです・・・・よ。
あっ・・・・。
お客さん来たから・・・・・・
今日はここまで!!!!