111R & EXIGE用サイレンサー開発#2
 

BMW-M3用排気管開発テストのため一時中断していた
111R用サイレンサーの開発を再開しました。

    
 
   
 
前回とは手法を変え、走行用の試作品を製作する前にブリッピング状態での排気音調整を行います。
この状態で数日間、様々なサイレンサーやパイプ管長をテストします。
 
   
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  EXIGEも111Rも排気管は基本的に同一です。 2    
 
   
 
 
     
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  長くしたり、短くしたりして音質をチェック。 4   その都度、近接排気騒音も計測します。
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  テールパイプを不等長にしたり・・・・
 
   
 
大型の高周波サイレンサー(M3用)を試したり・・・・
 
   
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同じサイレンサーでも、エンジン、排気管の長さやサイレンサーの配置によって、音質は大きく違ってきます。
 
   
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頭の中で組立てたストーリーを、実際に確認しながらチューニングテストを進めるのですが、迷路や落し穴にはまってしまうこともしばしば。
一筋縄では行きません。
 
 
   
 
 
     
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  保安基準ギリギリ狙いなので、可変レゾネーター等でピンポイント消音などを行います。  
 
   
 
高周波サウンドを狙うとき、パイプの長さは大変重要です。エンジンからテールピースまでに幾つかの障害(触媒やサイレンサー)がありますが、各障害間のパイプ長が音質に大きく関ってきます。
 
   
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気がつけばこんな具合です。
この所可変式の試作サイレンサーばかり用意してきましたから、以前よりはるかに効率的なテストが出来るようになりました。
*しかし、やればやるほど難しくなって来るのが現実です。
 
 
 
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この日のベストはこの仕様、近接排気騒音も98dbでクリアです。
http://www.saclam.com/short_topics/ex_sound/1.18-test-loop1.wav
アクセルONとOFFのときのバランスがだいぶ良くなってきました。
 
 
   
 
 
     
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  こちらは車から外した状態です。 19    
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今度は走行テスト用のサイレンサーを準備です。
皆様からの「テールピースはSTDと同じ位置にしてほしい」との声うけ、ディフューザー下部にテールピースを持ってきました。
 

2月末現在、量産冶具と部品類を準備中。4月末には販売開始の予定です。