ELISE 111R 排気管開発スタート 

 

111Rが入庫しました。 早速下回りを覗いてみましょう。

写真をクリックすると大きな写真をご覧になれます。

   
 
 
     
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  アンダーカバーにはNASAダクトが3つ。一つ増えていました。 2   カバーを外すとこの通り。111とはだいぶ眺めが違います。
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  FFとミッドシップの違いはありますが、MINIと同じ並列4気筒後方排気レイアウトです。
 
   
 
 
     
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  エンジンの回転揺れを分断するために球面ジョイントが使われています。 5   触媒は大きいのが一つ着いていました。
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  サイレンサーと触媒を外してみましょう。
 
   
 
 
     
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  エキマニ4−1集合部分にヒレのようなものが????
仕切り板です。
8   こんなもの見たことありませんが、あれかな〜??
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  プライマリーパイプが見えます。
 
   
 
 
     
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  エキマニを外すとポートが見えてきました。
見慣れた楕円ポートですが、最近異形ポートばかり見てきたのでほっとします。
11   こちらが外したサイレンサー&触媒です。
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  触媒パイプ側の球面ジョイント内部を覗いてみると、やっぱり仕切り板が!!
 
   
 
 
     
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  球面ジョイント部分から触媒の手前まで、この仕切板は続いていてます。 14   こちらは外したエキマニプライマリーです。
4−1レイアウトのエキマニとしてみると、プライマリーパイプの長さが足りませんが、実はこのエキマニ4−2−1レイアウトなんです!
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  球面ジョイントまでが4−2部分で、その後の触媒までが2-1部分なのです。
セコンダリーパイプは一本に見えますが、内部が2本に分断されています。
とっても賢い手法です!!!(大ハクシュ!)
 
   
 
 
     
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  排気系全体を組み立てるとこんな具合です。
シンプルです。
17   111Rの排気系、結構良く出来ています。
低中速での排気音は心地よく、エキマニの構成も只者ではありません。中途半端なチューニング部品では性能ダウンの恐れありです。
 
   
 

さ〜て・・・! SACLAMにとって3代目のELISEです。
どの様に料理してみましょうか?

   
 
 
     
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  先ずはサイレンサーから開発をスタートしました。 19   トグロを巻いたり。
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  こんなサイレンサーを試したり、
 
   
 
 
     
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  テールはとりあえず右側一本出しでスタートです。 22   違うユニットを付けてみたり・・・。
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  なんだか・・・
 
   
 
 
     
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  だんだんグチャグチャになってきました。 25   こんなのや・・・
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  こんなのも有りまして・・・・・。
 
   
 
 
     
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  2本テール等も有ります。 28   何を狙っているかとお思いでしょうが、このバイクや・・・
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  F355のように、高回転で唸る排気音を出してみたいのです。
無理かな〜?
 

共鳴器を試したり、管長を調整し共振周波数をかえたり、
“位相をずらして高周波が出来ないか?”等、思い当たることすべてをテスト中です。
理論は高校物理程度なんですが、現実は結構大変です。

現在SEVさんのデモ車をお借りし、何本もの試作品をテスト中です。
良いものを作りますのでご期待ください。

**SEVさんのサイトはこちらです。**
http://www.sev.info