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クレイモデルから1/4空力モデル用にハードトップ、フロントフェイス等の型を取る作業を開始する。   2   こちらはフロント側から見たところ。  

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  リヤ部の形状はこのようになっている。  
     
4   リアヤウィング上面がこれ。   5   DIYショップで買ってきた厚さ0.1mmのハガネ板で製作することにした。   6   厚さ0.1mmのいいところは、ハサミで切れること。  
     
7   クレイモデルの型割面に埋め込む。   8   何枚かを使って埋め込む。   9   前から後ろまでつなげる。  
     
10   最終的にはこのようになる。   11   型取り面にスプレー糊を吹きつけ、アルミ箔を貼り付ける。   12   貼り上がったところはこのようになる。  
     
13   サイド部分から見た図。   14   フロントカウル型取り面も、ハードトップ同様にアルミ箔を貼り付ける。   15   不要な部分を汚さないようにマスキングして、リゴラックで離型皮膜を作る。  
     
16   エポキシゲルコートを塗布する。   17   まずはフロントまわりから作業を開始する。   18   エポキシゲルコートを塗布したところ。  
     
19   次はハードトップ部分の作業を進める。   20   エポキシゲルコートを塗った様子。   21   続いて反対側の作業に入る。  
     
22   ゲルコート塗布後30〜60分放置。タックフリー状態になったらワーカブルでバックアップする。   23   このように、補強を進める。   24   フロント部分の作業が終了。  
     
25   ハードトップ部分のバックアップが出来上がり。   26   フロントカウル型を木材でバックアップ。   27   1日放置し、型を外す。  
     
28   プラスチックヘラを差し込む! 今回使ったエポキシ樹脂パテはナガセケムテック(株)のSV427とHU427。この樹脂はモデル製作用のもので型取り用の樹脂ではない。   29   片側が外れた。   30   同じような作業を進める。  
     
31   フロントカウル型を外す。   32   しまった、割れてしまった!   33   今回の樹脂は、レンガのようにモロイ! 型にはむかない。  
     
34   瞬間接着剤で修理することにした。   35   ハードトップの型をミラーグレースでワックス仕上げする。   36   次にリゴラックで離型皮膜を作る。  
     
37   ガラスマットをポリエステル樹脂で積層。温度変化による変形(バイメタル変形) を抑えるため、ゲルコートは用いない。ガラスマット量に対し樹脂量を減らし、 硬化時のひけを極力少なくした。   38   1日放置する。   39   硬化後、脱型に入る。  
     
40   ウ〜ム、きれいに出来上がらなかった。どうしてだろうか? 樹脂不足であったようだ。   41   出来上がりはグニャグニャ。剛性不足。   42   結局、カーボンファイバーを使って作り直す。薄く、強く、正確に出来るようにやり直し。  
     
43       44   出来上がった品は剛性もバッチリ。   45   次にアルミハニカム素材を使ってラジエターの1/4模型を作る。  
     
46   これがアルミハニカム素材で、引っ張り伸ばすとハニカムになる。この素材を適当に伸ばす。   47   ステンレス板を細工し、ラジエター枠を作る。   48   枠はTIG溶接機を使って結合させる。  
     
49   これが今回使ったTIG溶接機。直流式空冷タイプで1番手軽なタイプ。直流式ではアルミは溶接できない。   50   枠とハニカムが用意できた。   51   このように組み込むことにする。  
     
52   さらに外れ止め用の板を溶接する。   53   ラジエター部分の出来上がり。   54   次にラジエターシュラウドを作る。現車から採寸し、FRP板を切り出して、1/4の部品を作る。  
     
55   テープを使って組み立てる。   56   このような形状になる。   57   内部にグラスマットをポリエステルで積層し、接着する。  
     
58   アルミ車体フレームの定位置にシュラウドを置き、ガラスマットとポリエステルで積層。取り付け面を作る。   59   続いてこの開口部に入れるためのボンネットを作る。   60   FRP製のボンネットを装着する。  
     
61   裏側をアルミホイルで覆い、離型処理をしておく。   62   エポキシゲルコートを塗布したところ。   63   裏側を積層し、ボンネットを取り付ける。  
     
64   ここまで出来上がったところで、風洞実験を行なう。シムスレーシングの実験棟に出張。   65   取り付けワイヤー類やタイヤクリアランス等の事前確認を行なう。   66   ワイヤーの先をこのように加工し、車体のフックに引っかける。  
     
67   車高設定用のステッピングモーターを調整中。   68   これがシムスレーシング25%風洞のムービングベルト装置。   69   ウ〜ムと唸りながら何もしないで見ているところ。  
     
70   前車軸上には吊りワイヤーが2本。後ろは1本必要になる。   71   こちらは、横方向の位置決めワイヤー。   72   風洞への取り付け確認後、2週間後のテストに備え、仕上げとテストパーツ製作にとりかかる。  
     
73   リヤアンダーパネルやディフューザーパネルを外した状態での空力特性確認も予定しているため、エンジンルーム内下回り部分も模型に再現する。   74   現車下回りの寸法を実測し、1/4サイズのオイルパンT/Mケース、排気管、サスペンションアーム等を作る。   75   ブロック類は樹脂ブロックを切り出し製作。  
     
70   サスペンションアーム類は金属を溶接し、模写する。   71   いろいろなパートが組み上がった状態。   72   リヤ部分はこのように組み上がった。  
     
73   逆側のリヤ。   74   塗装してから、最終組み立てした状態。   75   なかなかそれらしい見栄えになってきた。  
     
76   アンダーパネルを組み込む。   77   アンダーパネルが組まれた状態。   78   ディフューザーパネルを組み込むと何も見えなくなる。  
     
79   エリーゼの場合は、フロア下面がすべてフラットなので、風洞模型製作はそんなに大変ではなかった。   80   ちなみに、この写真はだいぶ前に作った別のクルマの風洞実験模型のフロア面。デコボコしており、部品も種々取り付けられていて、製作は大変だった。   81   ソフトトップは樹脂パテで作った。基本断面を現車から測定し、1/4のテンプレートを作って、あとは工作するのみ(小学校の図画工作と同じ)。  
     
82   フロント側から見た図。   83   艶消しブラックにペイントしたら、それなりに見えるから不思議だ。   84   STDのハードトップも同様に現車から基本断面図を起こし、テンプレートを用意する。素材は樹脂パテで、盛っては削るの繰り返しで作り上げる。  
     
85   こちらはクレイモデルから型取りし、カーボンで作ったオリジナルハードトップ。   86   エアスクープ付きの別バージョン。   87   フロントカウル前部も別バージョンを用意。  
     
88   ミラーも現車より採寸し、金属の芯棒に樹脂パテを盛り付けて造形した。   89   リヤウィングは、上面のみクレイモデルから反転型取りし、カーボンファイバーで上面を作る。下面は樹脂用パテを盛り、ウィング断面を造形。   90   その他1/4サイズウィングは作りだめしたものがたくさんある。  
       
91   ドライバーとバケットシートも空気の流れに関わる上部のみを再現。   92   ライトカバー等も用意した。          
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