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エリーゼの実車を技研(株)に持ち込み、大型の5軸加工機を使って25%空力テスト用モデルを作る。そのための正確な現車形状を測定。 非接触スキャニングシステムを使って、エリーゼのボディ形状をコンピュータデータとして取り込む。
*Vigitizer VGM2520とMM12015FTW (5軸NC加工機)
  2   大型定盤上にエリーゼ実車をセットアップ。平行度と水平度をブロックやジャッキで調整する。スキャニング時に障害となるため、タイヤ・ドアミラーを外したが、ドアミラーの取り外しは実に大変だった。  

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  計測面は、レーザー光を認識させるために白いビニールテープを張る。  
     
4   技研(株)ではこの大型スキャニングマシンを2台所有している。また、この機械はスキャニングだけでなく、1/1モデルの加工もできる。   5   このように、エリーゼを固定した状態で、スキャニングマシンが動いて、各部のサイズを測定する。   6   ボディ形状をいくつかの区画に分けてスキャニングを行なう。計測を行なうには、けっこうな手間と時間がかかる。  
     
7   この先からレーザー光線が……データのスキャニングが終わると、以下の作業をコンピューター上で行なう。スキャンデータの確認と補正→NC加工データ作成(CAMAND,COPYCUTを使用)。   8   エリーゼは、局面部分が非常に多い。ということは、計測もそれに比例して大変な作業となる。フェンダー部分を実測中。   9   スキャニング中のカットだが、センサーがいかに繊細な部分の計測を行なっているかが分かっていただけるだろう。  
     
10   スキャニングマシンのコントロールは、コンピュータ入力で行なっているが、全体イメージを組み立てるノウハウが必要。   11   センサーを使用した結果、実測値がこの画面に出る。X軸、Y軸、Z軸の3次元の数値が計測されていることがわかる。   12   エリーゼを実測するための分割図。これをどのように起こすか?によって、作業効率がずいぶんと変わってくる。  
     
13   実測した値を元に、CADで3次元の形状を表示している。膨大な数のデータを元にして、この作業が可能になる。   14   3次元CAD図。エリーゼのフロント部分だが、ボンネット中央部に窪み等が存在するため、実測は非常に大変だった。   15   技研(株)がこのような作業ができるマシンを所有しているのは、エアロ関連のパーツを自社で精力的に製作するため。  
       
16   今回計測できなかった唯一の部分!? ミラーは計測の邪魔になるので、取り外した状態で計測を終えた。   17   技研(株)のスタッフ。こちらでは、真空成型エアロパーツ開発を始めとして、様々な計測や加工を行なうプロフェッショナルな会社。          
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