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右&左のヘッドが外れたら、ブロック側の分解作業に移る。重いのでチェーンブロックを使ってエンジンをひっくり返して、下からバラシを始める。   2   オイルパンはアルミの鋳物一体成型タイプ。剛性感もあるし、その大きさも、さすがにV型12気筒。底面には多くのリブが入っている。  

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  ボルトを外して、オイルパンを取り外す。ボルトの数は多く、周囲、そして中央部の段差部分にも存在する。二分割構造だ。  
     
4   すべてのボルトが外れたことを確認して、オイルパンをはぐる。すると、内部の複雑な機構が顔を覗かせる。興味津々……。   5   オイルパンの裏側(搭載時には上側)には、オイルの片寄りを防止するバッフル的な壁と、数多くの突起が設けられている。   6   シリンダー側には、深いバッフル機構が設けられている。オイルは、この仕切板の下を通って、すトレーナー部分に集まる構造だ。  
     
7   オイルストレーナーは、単純な形状ではなく、一方向からオイルを吸う形状となっている。エア吸いを極力防ぎたいためだろう。   8   ストレーナーの下部を外してみると、網がセットされている。その下に、もうひとつ網がある。オイル以外の異物を吸わない工夫か。   9   もうひとつのオイルパン(というか、ブロックの最下部)を外す作業に入る。プラスチックハンマーを使って、固着している部分を外しておくと、外すのが楽になる。  
     
10   と、このように、スタッドボルトから第二のオイルパンが外れてくれる。剛性もあり、面白いエンジン構造をしている。   11   完全にオイルパンが外れ、クランクシャフトが顔を見せる……かと思ったら、ここにも、隔壁が設けられていて、クランクは見えない。   12   チェーンを下部から見るとこうなっている。クランクシャフトプーリーにセットされているのだが、形状がシンプルではない……。  
     
13   高回転時に、オイルをクランクにまとわりつかせないためか、このような形状のプレートがセットされる。ボルトも2種類存在する。   14   エンジン下部の全体を見たところ。メカ好きなひとなら、こういう部分は非常に感動を覚えるはず。なんだかワクワクしてくる構造??   15   というところ、きになるチェーンの仕組みを見るためにも、フロントカバーを取り外そう。これはごく一般的に、ボルトを外すだけ。  
     
16   さあ、いよいよフロントカバーが外れる。どうして、チェーンはこのように横に広くセットされているのか? 秘密が明らかに……。   17   ジャーンッ!! そうです。こんな構造になっていたんですね〜。クランクとカムシャフトは直接チェーンで連結されず、ギヤを介している。一種のギヤトレーン??   18   クランクとフロント側のギヤを駆動するチェーンにも、テンショナーがセットされている。回転方向に確実にトルクをかけられる。  
     
19   カムチェーンを駆動するギヤは、けっこう大きい。ここで2次減速させているので、カムスプロケは小さくてもいいことになるのだ。   20   シリンダー側面にセットされているオイルポンプは、非常に複雑な形状を持ち、軸受にはボールベアリングが採用されている。   21   さ、ここまで分解したところで、いよいよクランクシャフトに登場してもらおう。外側のナットを外した後、中央のナットを外す。  
     
22   すると、一般的なキャップではなく、第二シリンダーともいうようなクランクシャフト下部の部分がそっくり外れてくれる。   23   長いスタッドボルトが見えるだろう。こういう構造で、クランクジャーナルを支えるために、2本のボルトが左右に配置されていた。   24   いよいよクランクシャフト様とご対面〜っ!! 執拗なほどこの部分の剛性にこだわっているのが、高性能エンジンの証しでもある。  
     
25   リヤ側のスラストメタルは厚い。このメタルは、クランクシャフトの前後方向のクリアランスを決定する重要な部品だ。   26   これからピストンを抜く作業に入る。クランクシャフトを回転させ、コンロッドのキャップを外し、その後にピストンを抜く。   27   コンロッドは、ひとつのジャーナルに2本がセットされている。その間にはなにもない。コンロッド大端部同士が接触している。  
     
28   コンロッドキャップを外したら、コンコンッと裏側から柔らかいモノで叩いてやり、ピストンを押し出して1気筒ずつバラしていく。   29   クランクシャフトを回転させながら、コンロッドボルトが外せるような位置にもってくるのだが、このとき使うのはボルトとTレンチ。   30   2本のコンロッドがVバンク毎に一対になってセットされているだけに、大端部を組み込むジャーナル部分の面積は広い。  
     
31   ピストンを抜いたシリンダー内壁。表面にニカジルメッキ加工が施されている。ただ、内壁やピストンを見ても、それほど損傷はない。   32   なにしろ12気筒あるもんだから、その数だけのコンロッド&ピストンを抜くのは、けっこう時間がかかる。だがようやく完了!!   33   これで、クランクシャフトをシリンダーから取り出すことができる。V型エンジンだけに、ウエイトは薄く設計されているので軽い。  
       
34   クラクシャフトを外した状態。スタッドボルトの長さが、このエンジンの重要ポイントはどこか?ということを如実に示している。   35   メタルは、左右の中央部分にあたりが見られる。オイル穴は上下に設けられていて、オイル溝もセンター部分に存在する。          
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