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エリーゼのドアは、非常にシビアなクリアランス&構造を持って製作されている。その内部の構造&作りを見てみよう。 | 2 | 内装材は、はめ込み式でセットされている。開閉ノブとレギュレターを残して内装材を取るとビニールがあり、それをめくる。 |
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この状態で、ガラスのロック部分を外すとサイドウインドウを抜くことができるのだが、この作業は手探り状態で難しい。 | |||||||||
4 | このように、後部に向かってウインドウを抜き取るように取り外す。傷つけないように慎重に、ゆっくりと外していくこと。ドアを引き抜く前にドア内部の大変外しづらいボルト緩める必要あり! | 5 | ウィンドウが抜けるとドアを外す(引き抜く?)ことができる。2本頭13mmの取り付けボルトを外せば、後方に引き抜くように外す。これが大変な作業!もうやりたくない。 | 6 | なかから剛性材を兼ねるビーム部分が顔を覗かせる。ドアと同等の全長を持ち、ドアミラーのベース部分はこのビーム穴部より手と工具を入れないと外せない。つまりドアミラーの足はこの大変な作業をしないと外せない。 | ||||||||||
7 | ドアを外した状態。これだけの長さのビームがドア内部を貫通している。これを避けながらウインドウがセットされているのだ。 | 8 | ビーム部分は、アルミの押し出し材なのだが、断面の形状はこのようになっている。軽く、しかも強度を持たせるためだろう。 | 9 | ドアを閉めた状態では、ビームの具合はこのようになっている。フロント部分とリヤ部をつなぐように設置されている。 | ||||||||||
10 | ビームの裏側はフラットになっている。ボルトで留まっているのは、ウインドウをセットするためのステー。微妙な調整が可能。 | 11 | 今度は、ビームごとドアを取り外す方法を紹介しよう。内装材等はそのままで、ドアを一体で取り外す。 | 12 | ドア後部のボディにロックさせる部分はこのようになっている。ボルトはビーム部分とドアを固定するためのもの。 | ||||||||||
13 | ドアのヒンジ部分は、このような構造になっている。フレームに取り付けられているヘキサゴンボルト4本を外せばOK。 | 14 | ヒンジ部分をフロント側から見るとこうなる。取り外す前にマーキングをしておけば組み付け時のためにはいいかもしれない。 | 15 | ドアヒンジもフレーム同様、アルミの無垢材。軽量化と剛性&耐久性を考えて、このような素材選びをしているのだろう。 | ||||||||||
16 | 先ほどの4本のヘキサゴンボルトを取り外しているところ。ドアは開いた状態で作業しなくてはいけないので、ふたりで作業する。 | 17 | ボルトが抜ければこのようにドアをアッセンブリで取り外すことができる。ビームが内蔵されているので、意外に重い。 | 18 | シートレールを固定しているボルトを外せば簡単に脱着できる。シートの重量も軽い。助手席側のシートレール固定ボルトは工具を工夫しないと外せない。結構大変! | ||||||||||
19 | 左右のシートを取り払ったところ。シフトレバー付近にアルミフレームが露出している。ここにシートレールを固定している。 | 20 | シートが外れると、リヤに設置されたスピーカーが現われる。これは+ネジで固定されているだけなので取り外しは簡単。ここを外さないとリアカウル固定ボルトが外せない! | 21 | メーターパネルも、ダッシュボードの上に2本のボルトで固定されているだけ。すぐに外れるが、内部の配線を丁寧に取り外す。 | ||||||||||
22 | ステアリングの感触がよくなかったので、シャフト付近のガタをチェックしてみた。ユニバーサルジョイントセレーション部のネジが十分しまっていなかった。イギリス的? | 23 | だが、この作業は手が入りにくく、泣きが入った。ステアリングシャフトを抜くことができないのだ。どうやって入れた?狭い!痛い! | 24 | エリーゼのペダルレイアウト。3本共にアルミ材質で製作されている。このあたりは、オーナーの満足感をくすぐる部分。 | ||||||||||