E46 M3 エキマニ開発#4(一筋の光)
 

待ちに待ったデータースキャニングツールが借用できました。
インターネットで探し当てた国産のツールです。
市販品ではないため、メーカー名は伏せさせていただきますが、
OBD2ポートよりごく初歩的なDME周りの信号をモニターできる機材です。

    
 
   
 
 
     
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  接続はうまく行きました。 2   こちらは記録したデーターのグラフ表示です。
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  早速シャシダイナモテスト再開です。
 
 

この日の測定値は309馬力、安定しています。
一番気になる点火時期ですが、7000rpmを境にいきなり5度近く遅角されていました。
基本IGマップ自体がこのデーターなのか?
それとも何かの要因で特別に補正遅角されているのかは不明です。
しかし、5度のリタ―ドはトップエンドが7000rpmで頭うちとなる原因の様に思えてきました。
*いずれにせよ、DMEの内部データーを操作しないと点火時期は変更できませんし、
高速側の点火時期をメーカー設定以上に進めることには大変な勇気が要ります。

    
 
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ちょうど同じ日に、SACLAMパーツを組み込んだライトチューンE36M3Cの馬力測定も行ってみましたが、トップエンドの7500rpmまできっちりとパワーカーブが伸びきります。
そして、4000rpmでのトルクの谷もE46M3ほど絶望的ではありません。
M3Cは快調ですが、一方の46M3・・・上手くいきません。
 
*写真のトルク表示は4速駆動輪部でのトルクです。
 
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ここで高速域の伸びを追いかけるのは休止して、STDエキマニと触媒パイプの組合せで中速域のモッコリトルクを追いかけてみることにしました。
この時点では、写真の組合せがベストです。中速域がさらに盛上り、トップエンドも良くなっています。触媒前のクロスパイプからの反射波と、低排圧メタル触媒の相乗効果のようです。
 
 
 
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一寸見難いかも知れませんが、750mmプライマリーエキマニの反射波効果をメモしたものです。
8000rpmでの吸出し効果を狙った長さですが、4000rpmでの逆効果を伴います。
 
 
 
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こちらはE46M3に標準装備されている300mmプライマリー長のエキマニ効果です。(私の想像です。)
よ〜く考えてみると、この300mmエキマニは悪いところを極力出さないための進化版だったのではないでしょうか?
開角の大きなカムをVANOSで角度調整しながら最適なバルブタイミングで運転してゆくのですが、オーバーラップの大きくなる中速域では、排気管反射波や排気抵抗によるは排圧上昇の影響をまともに受けるのかもしれません。そして積極的に活用も出来ないが悪さもしない排気管が必要だったとも推論出来ます。
 
 
 

***300mmプライマリーが中途半端だなんて解説してしまいごめんなさい。
      私の考えが未熟だった様です!!!!******どなたかBMWの開発エンジニアと話す機会がありましたら、この件問い合わせて見てください。お願いします。

    
   
 
ちらが、E46M3に標準装備されているエキマニです。
よく見ると、123番用と456番用で集合部以降の長さが異なります。
 
   
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  先ほどのテストは、写真の組合せだったため、6−2−1配列のセカンダリーパイプが不等長です。 11   奥に見えるのは不等長部分を等長に直した試作品です。
 
   
 
   
 
 
     
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  こんな具合です。  
 
 
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こちらは準備中のテスト用試作部品です。
 
 
 

トップエンド重視のエキマニ開発でしたが、 発想を変え、強烈モッコリトルク型のエキマニシステムを作ってみようと思います。
エキマニ自体は標準装備のものを使い、セカンダリー部分にあたる触媒前パイプを交換するキットです。
これが実現できるかどうか、今しばらくテストを繰り返してみます。

 
 

また結果がでましたらお知らせします。